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認定看護師の活動

認定看護師の紹介(※毎月リレー形式で紹介してまいります)

私たちは認定看護師として専門性を活かした看護の実践に努めています。

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2016年12月紹介

・脳卒中リハビリテーション看護認定看護師

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師  脳卒中の患者様は、合併症として廃用症候群となることがあります。では廃用症候群とはなんでしょうか。看護大辞典では「身体や精神の不使用によって局所や全身に起こる機能低下」とあります。つまり意識障害や麻痺で寝たきりになることで、生活をするために体を動かしたり、物事を考えたりする機会が減ることで体や精神の機能がどんどん弱まってしまうことをさします。
 廃用症候群を予防する看護ケアの一つに「背面開放座位」というものがあり、今回はそれについて話をしたいと思います。

① 頭と背中をベッドや車いすから離す
② 床にしっかり足底をつける

できる限り患者さん自身の力で座位の姿勢を取ります。私たちが無意識に行っている以下のことを背面開放座位で行います。

① 体幹を使い、
② 体の中でも重い頭を胴体にまっすぐ乗るようにして支え、
③ 骨盤を立て、足でしっかり体を支える

急性期では体が不安定になることで筋肉の緊張が高くなり、不要な部分に力が入ってしまうとリハビリに影響してしまうため、腰の周りに枕を置いたり、足が床に届かない場合は足台を使用したりします。起立性低血圧に注意し、徐々に体を慣らしていき、座っている時間を増やしていきます。慢性期では患者さんに背面開放座位を行うことで、意識障害からの覚醒を上げる、という研究結果もあります。
 当院では急性期から一般病棟、回復期、訪問看護まであり、継続的な介入ができるところが特徴です。病態の時期と状態に合わせた介入と、一人の患者さんを退院まで長くかかわれることがこの分野の面白いところでもあります。脳卒中看護は看護ケアの結果が見えにくい部分があり、脳卒中の患者様へのケア質の向上とスタッフのやりがいに繋げることを目標に活動していきたいと思います。

三郷中央総合病院   今成 祐美
 

・集中ケア

・集中ケア集中ケア認定看護師は、主に集中治療領域で活躍しています。
皆さんの思う集中治療室とはどういうイメージでしょうか?様々な機器にかこまれた患者さんが多く、そのほとんどが動けずに寝たままだと思っている方がほとんどだと思います。しかし、現在の集中治療領域はリハビリテーションへの早期介入が重要視されています。
今回は早期リハビリテーションについて話してみたいと思います。

早期リハビリテーションとは??
まず早期リハビリテーションの定義は、48時間以内に開始されるものであるとされています。早期リハビリテーションの目的は、安静保持に伴う合併症、特に肺炎などの予防です。さらに早期離床につなげることで、ADLのアップも早くなります。早期リハビリテーションを必要とする患者さんは様々ですが、呼吸循環系の重度の機能障害や、脳神経系の障害がある症例などが挙げられます。重症な患者さんに早期リハビリテーションが必要な理由とは、安静保持に伴う起立性低血圧、換気量低下など、神経系関係や呼吸器系などにも表れる「廃用症候群」を防ぐことができるからです。
早期リハビリテーションを行うには、病態の理解が重要です。毎日24時間患者さんを看ているのは私たち看護師ですので、現在の患者さんの状態などを把握しリハビリの介入ができるのかをアセスメントする必要があります。
当院の集中治療室でも、早期リハビリテーションの介入が始まっており、患者さんの状態にもよりますが人工呼吸器を使用したままでも座位をとったり、立位をとったりと理学療法士のスタッフと共に実施しています。
早期にリハビリ介入をするためには普段からの私たちの患者さんへの係りは非常に大切です。患者さんをただ安静にするのではなく、ベッド上でも患者さんにできることは行ってもらいます。厳しいと思われるかもしれませんが、できることを1つずつ行ってもらうことでその後のリハビリテーションの進み方が違ってきます。
集中治療室においても、一般病棟と同様に普段から患者さんの退院後を見据えた看護ケアの介入を心がけて実践しています。

上尾中央総合病院 松元 亜澄

2016年11月紹介

・感染管理認定看護師

感染管理認定看護師 感染管理認定看護師には、流行する感染症について、院内外を問わず、多くの方に正しく知って予防してもらうという大切な役割があります。
皆さん、「結核」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
感染したら助からない病気? 咳をして血を吐く怖い病気?
一番多いのは、「昔の病気」というイメージではないでしょうか?

実は結核は、現代でも私たちの身近にある病気です。

結核は、結核菌によって発生するわが国の主要な感染症の一つです。毎年新たに2万人程度の患者が発生しており、世界的にみても日本はまだ結核の低まん延国ではありません。
年間2万人ということは、1日あたり50人程度、結核患者が発生しており、年間2000人が結核で亡くなっています。
この数を見ても結核は昔の病気ではなく、現代でもとても怖い感染症だということがおわかりいただけると思います。

◆結核の病態
 一般的には肺の内部で結核菌が増え、咳、痰、呼吸困難等の症状を呈することが多いです。しかし肺以外の腎臓、骨、脳など身体のあらゆる部分に影響を及ぼすことがあります。また、結核菌に感染した場合、必ずしもすぐに発症するわけではなく、体内に留まったのち再び活動を開始し、発症することがあります。

◆結核にかかった場合
 結核を発症した場合、無治療でいると50%程度の方が亡くなってしまうといわれています。現在は、医療の進歩もあり、そこまで高い割合で亡くなることはありませんが、髄膜炎を発症してしまった場合は現在でも30%程度の方が亡くなり、治った方においても後遺症を残すことがあるといわれています。

◆結核の治療
 3~4種の抗結核薬で短期間(6~9ヶ月)に治します。しかし放っておいて重症になれば、やはり治療は困難となり、体力のある若い人でも死ぬことがあります。大切なのは、決められたとおりにきちんと薬を飲むことです。

 結核菌は結核患者の出す咳やくしゃみの飛沫にのり、別の人の肺に吸い込まれることによって感染します。しかし結核菌を吸い込むと必ず発症するわけではありませんし、感染しても、すぐに別の人へ感染させてしまうわけでもありません。
 咳や痰、微熱が2週間以上続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。
 自分の結核の重症化を防ぎ、周りに結核を拡大させないよう、ご協力ください。

引用:厚生労働省「結核」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou03/index.html)
公益財団法人結核予防会 結核Q&A (http://www.jatahq.org/about_tb/index3.html#301)

彩の国東大宮メディカルセンター   赤川 麻衣子

2016年10月紹介

・乳がん看護

乳がんの自己検診をしよう!
みなさんこんにちは。10月はピンクリボン月間です。
前回は「乳がん検診に行こう!」というテーマでしたが、今回は「乳がんの自己検診をしよう!」というテーマで書きたいと思います。
乳がんのは身体の表面に近いところに発生するため、自分で観察したり触れたりすることで発見される可能性が高いがんです。
ちなみに、乳がんの60%以上は自己検診によって発見されています。

乳がん看護  ☆チェックポイント
□乳房の変形や左右差がないか
□しこりがないか
□ひきつれがないか
□えくぼのような凹みがないか
□ただれがないか
□出血や異常な分泌物がないか
乳がんが発生しやすいのは「外側の上部」
乳がんは、左右の乳房ともに「外側の上部」に発生しやすいので、特に注意して調べましょう。
毎月1回のチェックを習慣に
普段から乳房の状態を確認していれば、小さな変化が生じたときに気づきやすくなります。自己検診は閉経前の方は乳房が柔らかくなる月経終了後1週間~10日の間に、閉経後の方は一定の日にちを決めて、毎月1回行いましょう。
変化に気付いたらすぐに受診を
少しでも変化や異変に気づいたら、すぐに専門の医療機関を受診しましょう。

上尾中央総合病院   中川 綾

2016年9月紹介

・訪問看護

訪問看護  当院では、緩和ケアや高齢者の在宅の看取りを積極的に受け入れています。家で死にたい、住み慣れた家で過ごしたい、と思う方もたくさんいらっしゃいます。しかし、希望通りに家で最後を迎えることができる方は、非常に少ないのが現実です。
 そうした現状を少しでも打破しようと、院内の訪問看護室では様々な取り組みをしてきました。結果として、在宅での看取り件数は平成26年度29件、平成27年度25件という実績があります。
 利用者さんで、最初から在宅の看取りを希望される方は殆どいらっしゃいません。「帰りたい」という本人の思いと、「帰してあげたい」というご家族の思いが表出されてから、在宅への支援が始まります。
そして、そこに必要な存在が私たち訪問看護師です。
 在宅での生活、看取りを支援することになったからには、24時間365日の訪問看護体制が必要となってきます。そうした環境も整え、利用者さんとそのご家族の常に揺れ動く繊細な想いに寄り添い、少しでも安心していただくことも大きな役割だと思っています。
 「在宅で過ごしたい、でも不安がある」という思いを抱えていらっしゃる方がいたら、是非お近くの訪問看護ステーションに相談してみるのもいいでしょう。

吉川中央総合病院   石川 久美子
 

・糖尿病看護

・糖尿病看護  糖尿病看護認定看護師は、糖尿病発症予防から合併症まで、患者・家族の方々の療養生活の支援を行います。生涯に渡りセルフケアが必要で、個々のライフスタイルに合わせ、身体状況やそれに伴う心理状態、変化する発達段階・発達課題に応じてアセスメントを行います。そして、その人らしく健やかな生活を継続できるように、セルフケアや療養生活を支援します。
 当院では、SAP(Sensor Augmented Pump)療法を導入しており、これは パーソナルCGM機能を搭載したインスリンポンプ療法です。
インスリンポンプ療法とは、健康な方のすい臓の働きに近い状態にする、つまり血糖を正常に保つために分泌されている少量のインスリン(基礎インスリン)を、24時間連続的に注入するだけでなく、食事にあわせて必要なインスリン(追加インスリン)を比較的簡単"なボタン操作で注入することが可能です。皮下に留置された細いカニューレと注入セットを通してインスリンを注入し、患者さまが注入するインスリンの量を変えることができます。
 CSIIでは、食事摂取や運動プログラムにもとづいてインスリン用量を調節する。インスリンポンプを使用する場合も、1日を通じて血糖の状態をみる必要がある。
 CGM(持続グルコース測定)とはお腹などの皮下組織に専用のセンサを装着し、連続的に皮下のグルコース(ブドウ糖)濃度を記録する方法です。今まで一般に用いられてきた1日に数回の自己血糖測定器による測定に比べ、測定回数が格段に多いことが特徴です。グルコース濃度の推移(変動)を見ることができるため、より適切で安全な糖尿病治療を行うための指標となることが期待されています。厳密には血糖値を測定するものではありませんので、自己血糖測定器で得られた測定値を機器に入力して補正することが必要です。この機器で測定した値は、血糖値とよく相関することが確認されていますので、実際の血糖値の変動をシミュレーションするものとして利用されます。データを読みやすいグラフや表で表示することができ、主治医による解析を容易にしています。
 SAP療法では、CGMで測定されたセンサグルコース値がリアルタイムでインスリンポンプのモニタ画面に表示されるため、自身で血糖変動を随時確認することができます。センサグルコース値が一定の範囲を超えて上昇また低下した場合には、アラート(音やバイブでお知らせする)機能が、血糖コントロールをサポートします。
 これらの新しい治療法の導入により、ライフスタイルの合わせた血糖コントロールが期待されます。それらの知識・技術を用いて、患者様へ適切な情報提供や療養生活の支援を行います。

上尾中央総合病院 加藤 牧子
 

・がん性疼痛看護

・がん性疼痛看護 まず2015年8月の当ページ「がん性疼痛看護認定看護師」の記事を先にご覧ください!
その記事にあったように、がんの痛みは多くの患者様に起こりその痛みが仕事・家事・日常生活に多くの影響を与え、その痛みは身体だけでなく気持ちの辛さも生むことがあります。そのため痛みは我慢せず、できるだけ早く取ることで元気にその人らしく生活できたり、仕事が継続出来たり、治療に臨む事ができます。改善が難しい痛みもありますがまずは基本的な疼痛治療をしっかり行い、痛みを取っていきましょう。
 下の階段のような図は世界保健機構(WHO)が示している三段階除痛ラダー(WHO方式がん疼痛治療法)です。痛みは早期から、段階的に薬剤を使用して除痛を図ることが基本とされています。
 まずは第一段階の非オピオイドですが、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)、アセトアミノフェンです。オピオイドを開始しても、腎機能肝機能をよくみながら継続することでより良い鎮痛が図ることができます。第二段階の弱オピオイドはコデインですが、強オピオイドを低用量から開始する事でも代用できます。強オピオイドはモルヒネ・フェンタニル・オキシコドン・タペンタドール塩酸塩・メサドン塩酸塩です。
 比較的最近発売開始されたタペンタドールとメサドンはまだ聞きなれ無い方も多いかと思います。
・がん性疼痛看護  メサドンは使用方法がやや難しい為専門の医師・薬剤師がいないと使用はできませんがメサペインは比較的安価で使用しやすい薬剤です。
 薬剤で鎮痛を図りつつ、患者様の痛みの原因を十分把握し他の手段で鎮痛は可能か、多職種で検討しながら他の鎮痛方法(放射線治療、化学療法、神経ブロック、鎮痛補助薬等)が可能であれば併用しながら実施してみて下さい。

上尾中央総合病院 安江 佳美

2016年7月紹介

・がん化学療法看護認定看護師

がん化学療法看護認定看護師 今回は、抗がん剤治療の中心になりつつある、分子標的薬について紹介します。
分子標的薬ってなに?
 1940年代、つまり第二次世界大戦中に毒ガスの一種であるナイトロジェンマスタードに細胞を殺す働きがあることがわかり、抗がん剤の歴史は始まりました。しかし、ナイトロジェンマスタードのような従来の抗がん剤(細胞を殺す殺細胞性抗がん剤)は、直接細胞のDNA合成やタンパク合成に作用して機能を阻害するため、正常細胞も同様に傷害し、その結果、骨髄抑制などの強い副作用を起こします。
 1980年代になると、がんががんたるゆえんが少しずつ解明され、がんの異常増殖、転移などに関わるしくみが分かるようになってきました。がん細胞に特有のしくみを標的(ターゲット)として標的に働きかけ、がんだけをやっつける!ことをねらって作られた薬が分子標的薬です。
 21世紀に入り、がんの薬物療法は分子標的薬とその効果を予測するための指標(バイオマーカー)を使った個別化治療へと劇的に変化しています。

バイオマーカーってなに?
 バイオマーカーは、病気の予後や治療の効果を客観的に測定、評価できる指標のことです。分子標的薬は、標的と作用機序が明確なので、治療前に効果を予測できるバイオマーカーが存在する例が多くあります。

分子標的薬は夢の薬?
 当初、分子標的薬はがん細胞だけを死滅させ、正常細胞には全く影響を及ぼさない『夢の薬』と期待されました。しかし実際は標的はがん細胞に特異的なものばかりではなく、一部の正常な細胞にも存在するため、分子標的薬特有の副作用が生じます。分子標的薬の副作用のあらわれ方は従来の抗がん剤とは全く異なるため、副作用が重ならない、という利点を生かして、従来の抗がん剤と分子標的薬の併用療法がおこなわれるがん種も増えてきています。

分子標的薬と仲良く付き合っていくために・・・
 分子標的薬は、一般に『抗がん剤』と聞いて想像するのとは全く異なる副作用が出現します。とくに皮膚の症状などは気軽に考えがちですが、患者様のQOLに大きく影響します。患者様自身が行っている生活上の工夫によく耳を傾け、症状のマネジメント力を引き出していくのが看護師の役目といえるでしょう。

上尾中央総合病院 外来看護科   土屋 文
 

・摂食・嚥下障害看護

・摂食・嚥下障害看護  みなさん、こんにちは。
 今回は、活動の中から口腔ケアについて紹介します。
 私たちは子供の時から虫歯にならないように歯磨きをおこなっていますが、最近は歯周病にもならないようにと歯磨きを続けていますね。これは局所的な予防であり、現在は口腔内細菌による全身への感染の問題であり、予防が求められています。
 みなさんも口腔細菌による誤嚥性肺炎の発症についてはご存じだと思いますが、それ以外にも脳血管疾患や心内膜炎、敗血症の発症、糖尿病の憎悪、早産や低体重児の出産、手術による合併症の発症にも関係していると言われ予防が求められています。
 当院では、昨年より入院した患者様の口腔内評価を行い口腔ケアに努めてきています。各病棟ではセルフケアができない患者様の口腔ケアを実施しています。私の勤務する耳鼻科病棟は手術を受ける患者様も多い病棟ですので、口腔ケアの勉強会の実施や口腔ケアの技術習得などもおこなっています。周手術期の看護の一環として、最近はいろいろな口腔ケア用品も発売されています。
 みなさんも是非口腔ケアに興味を持ち病気を予防していきましょう。

上尾中央総合病院 山下 里美
 

・慢性心不全看護

今回のテーマは、セルフマネジメントの確立に向けた支援についてです。
臨床において、心不全の再入院患者さんに遭遇することはよくあることです。そしてそのような場面において「また、入院してきちゃった?」「食事の管理ができていないからかな?」「薬飲んでいなかった?」というような思いを抱くことはありま せんか?私も研修に行くまでは「何でまた入院してきちゃったの?」とよく思っていました。でも、それは患者さんが悪いわけではありません。食事管理や内服管理ができないのには理由があります。そして、その理由は患者さんひとりひとりで違うのです。
だからこそ、ひとりひとりときちんと向き合いその人の生活背景や想いなどを探り『できない』理由を見極めていく必要があります。自分だけでできるものなのか他者の介入が必要なのか。他者の介入は身内だけとは限りません。訪問診療や訪問看護・介護などさまざまな方法を模索し、患者さんのセルフマネジメント確立に向け手助けしていく必要があるのです。
実際に介入するときには、まず『できていた』ことを確認し賞賛するようにしています。そして、『できていない』ことには共に振り返るようにしています。
軽症心不全では、1日塩分7g以下程度の減塩食(重症心不全では1日3g以下の厳格な塩分制限)がガイドラインで推奨されています。「ラーメンの汁には塩分が多く含まれているので全部飲まないようにしましょう」と説明しますが、実際どの位なのかというのはイメージしにくいと思います。そのため、認識を深める手段として下の写真の様に栄養成分表を見てもらったりします。ちなみに、カップ焼きそばだと汁を全部飲まないでという説明は当てはまりませんのでこれを食べるとそれだけで1日分となってしまうことを伝えたりしてます。目で見て分かるようにしたり客観的に評価できるように数値を用いたりすることで患者さん自身がイメージしやすいものを上手く活用していくことが重要だと思っています。

・慢性心不全看護

上尾中央総合病院 菅原 美奈子

2016年6月紹介

・緩和ケア認定看護師

緩和ケア認定看護師 当院では、緩和ケア専門外来、緩和ケアチーム、緩和ケア病棟の他にも、看護外来やがん相談、がんサロンなど、緩和ケアを提供しています。
全てのこのような提供の場において、患者様やそのご家族の生活の質の向上に努めていますが、特に看護外来やがん相談、がんサロンでは診断・治療期から、患者様やそのご家族との関わりを大切に考え、職種、部署を超えた連携をしています。
また、平成28年度4月からの診療報酬改定において、緩和ケア病棟での放射線診療報酬算定が開始となりました。他にも、地域包括ケアの一環として、地域在宅医療機関との連携強化では、地域連携パスの運用が既に始まっており、これらを通じて入院患者様のニーズにお応えでき、生活の質の向上に繋がる機会が増えたことを大変喜ばしく感じています。
このように、今後も職種、部署、地域の枠を超えてシームレスな連携を図ることを大切に、患者様やご家族が安心して”その人らしく生きる”ことへ寄与できるよう関係スタッフ一同が頑張っています。

上尾中央総合病院   竹波 純子

2016年4月紹介

・慢性心不全看護認定看護師

慢性心不全看護認定看護師  高齢化や生活習慣病の増加により、心不全患者が増加しています。心不全はずっと付き合っていかなければならない疾患であり、繰り返すことで予後が悪くなっていきます。いかに心不全が増悪しないようにコントロールするかが大切になります。しかし、心不全を繰り返す患者さんは沢山いらっしゃいます。少しでも患者さんの力になりたいと思い、認定看護師を取得しました。
 私は病棟で勤務しており、患者さんの状態が悪いときから改善して退院するまで看護をしています。患者さんが抱える不安に寄り添い、退院後の生活を共に考え、生活上の注意点を伝えています。今年度は、新しく遠隔モニタリングというものを導入し、デバイス異常や心不全兆候の早期発見に努めています。まだ認定看護師としての経験は浅いですが、患者さんが自分らしく人生を過ごせるよう、看護していきたいと思います。

上尾中央総合病院   長谷川 梨奈
 

・緩和ケア認定看護師

緩和ケア認定看護師<  私が勤務している病棟は、手術を必要とする患者さんが多くいる中で、終末期の患者さんが最期を迎える場所となることもあります。BSCに移行し、苦痛に苦しむ患者さんをケアするうちに、十分な精神的サポートはできているのか、望んでいるケアが提供できているのか悩む日々が続きました。そこで、最期を共に過ごし患者さんや家族が、その人らしく過ごせるように援助していきたいと思い、緩和ケア認定看護師を目指し2015年に資格を取得しました。
 現在は、患者さんと家族の方が抱えている様々な苦しみに対し、あらゆる方法を用いてその苦しみを和らげ、その人らしく生きていく事を、患者さんと家族の意思を尊重しながら一緒に歩んでいくことを目標に活動しています。
今後も患者さんと家族に寄り添えるよう、日々学び続けていきたいと思います。

伊奈病院  金井 紀子
 

・認知症看護認定看護師

認知症看護認定看護師 内科病棟に勤務しながら、2015年に認知症看護認定看護師の資格を取得しました。認定看護師として活動を開始しもうすぐ1年が経とうとしています。
 まず認知症サポートチームを立ち上げ、入院という環境のに戸惑う患者様に安楽な療養環境を提供できるよう、ラウンドやカンファレンスを始めました。また現在、患者様に季節を感じながらリラックスしていただきたいとの思いで、花や野菜作りの得意な先輩看護師の方々の協力も得ながら、病院のベランダで旬の花や野菜を育てています。そして、育った野菜は患者様にも収穫していただいたりしています。
 今後も、自分で学んだ知識・技術を活かし、患者様やスタッフの皆さんの力になれるよう、頑張っていきたいと思います。

金沢文庫病院  大久保 昭宏

2016年3月紹介

・緩和ケア認定看護師

緩和ケア認定看護師  私が緩和ケア認定看護師を目指したきっかけは、「私、死ぬの?死にたくない。そばにいて手を握ってて・・・」という患者さんの言葉でした。
 どうすれば苦痛が緩和できるのか、揺れ動く気持ちの中で悩み、少しでも患者さん、家族の苦痛を緩和したい、また関わるスタッフのサポートをしたいと思い2015年に緩和ケア認定看護師の免許を取得しました。
 当院は、一般病院で緩和ケア病棟はありませんが、2012年に緩和ケアチームを立ち上げ、「苦痛を最大限に緩和し、その人らしく過ごせるよう希望を支える」を理念とし活動しています。
病棟チームと協力し、患者さん、ご家族の「今」という一瞬一瞬を大切にしたケアを心掛けています。日常の中のかけがえのないひと時、患者さんと共に過ごす瞬間の尊さを、日々感じています。
最期まで精いっぱい生きることが出来るよう、最善を尽くすべく、チーム一丸となって奮闘しています。まだまだ、認定看護師として未熟ですが、院内においても地域においてもなくてはならない緩和ケアチームとなれるように、頑張っていきます。

金沢文庫病院   後藤 直美
 

・救急看護認定看護師

救急看護認定看護師  2015年に救急看護認定看護師の資格を取得し、上尾中央総合病院救急初療看護科に所属しています。
 当院は2次救急指定施設であり、救急搬入約9600件/年・直接受診患者約14000名/年の受け入れを行っています。そのため、救急に関わるスタッフは年齢・性別・疾患にとらわれない幅広い知識と技術が要求され、日々最新の情報を把握する必要があります。救急看護認定看護師としてスタッフへ最新の情報提供や看護実践を通し知識や技術の指導を行い、医師と治療や看護についてのディスカッションなどを行っています。
 また、院内活動として院内急変対応システムや急変時対応・院内トリアージ・一次~二次救命処置に関する相談を受け実践・指導を行っています。将来的には災害拠点病院指定・DMAT発足・RRS導入を目指し活動していくとともに、救急医療に不可欠な地域との連携を図れるよう院内外問わず活動の場を広げていきたいと思います。

上尾中央総合病院  皆川紘子

2016年2月紹介

・緩和ケア認定看護師

感染管理認定看護師  ひとりひとりの大切な命の時間。「医師決定」ではなく「意思決定」であって欲しい。その思いが、緩和ケア認定看護師の道を選んだ理由の一つです。平成25年7月にオープンしたばかりの病棟ですがスタッフは個性豊かで、とても素敵な人達ばかりです。
 毎月「エンゼルケア」「看護師の心の辛さ」「臨死期のケア」など実践に直結できる内容を講義形式で担当させて頂いています。皆で知識を深め、病棟全体のケアの底上げを目標としています。年々、社会全体の緩和ケアへの関心は高くなってはいるものの、まだ多くの人が正しく認識できているとは言えない状況です。それはまた、院内においても同じ状況であるとも感じています。最期の最期に行く場所。ただ看取るための場所・・・。
 その印象から脱却し、「生きることを支えるケア」であり、看護の原点であるという事を、実践を持って示して行きたいと切実に願っています。本格的な多死社会を迎える上で、最期までその人らしく、尊厳を持った人間として、生と死を支える緩和ケアの存在を発信していく事が、自分の使命であると考えています。そして何よりも、人をケアする自分自身が日々の生活を大切に生きていることが出来ているのか?と常に自己に問いかけながらこれからも楽しく、豊かに学び続けて行きたいです。

彩の国東大宮メディカルセンター  河野 佳代
 

・感染管理認定看護師

緩和ケア認定看護師  2015年に感染管理認定看護師の資格を習得し、専従で感染管理活動をしています。
 当院は二次救急指定病院、地域災害拠点病院としての機能をもつ病院です。地域の患者様が安心して治療に専念できる安全な療養環境を目指し活動しています。また、医療現場で働く職員が安全な環境で仕事ができるように感染管理の視点から改善や支援を行なっています。
 昨年から活動を開始し、ICTメンバーや各部署の協力を得ながら、少しずつ課題を克服しています。昨年は水周りの環境改善や滅菌医材の安全管理推進、ICTラウンドや5S活動の強化などが行なわれ、院内環境の改善が多く行なわれました。また、新採用者や中途者研修、フィットテスト研修会、委員会内のミニ勉強会を開催し、職員が学べる機会を設けるように努力しています。
 今後もICT活動が活発に行なわれるように、ICTメンバーと相談し、工夫をしながら活動を継続して行こうと考えています。

笛吹中央病院  加賀美香織
 

2016年1月紹介

・緩和ケア認定看護師

緩和ケア認定看護師  緩和ケアは、その人らしく人生の最期まで過ごせるよう支援してくことです。それは患者だけではなく家族への支援も大切です。家族は、患者のそばで寄り添い、患者のつらさを一緒につらいと感じています。今まで多くの患者や家族のつらさに対して何もできないことがもどかしく、悩むことも多くなり、新たなステップとして、緩和ケア認定看護師を目指し、今年取得することができました。
 現在内科病棟で勤務しています。当院は緩和ケア病棟はないですが、一般病棟でも緩和ケアを実践できるように奮闘しています。まだ未熟で戸惑うこともありますが、患者や家族のつらさに目を向け、寄りそい、その人にあったケアの実践をスタッフと共に考えながらケアを提供しています。
 また、緩和ケア委員会に所属し、院内の緩和ケアが必要な患者へ他職種と一緒に検討しています。今後チームを発足し、緩和ケア活動の充実を図り、多くの患者や家族のつらさを軽減できるように努力していきたいと思います。

船橋総合病院  吉田 佳織
 

・感染管理認定看護師

感染管理認定看護師  院内において患者様を感染症の危険から守るために、看護師はなにができるかと、日々悩んでいました。自分で勉強をするうち、患者様だけでなく医療者側も感染症の危険と隣りあわせだと強く感じるようになり、どうしよう、誰に相談していいのかわからない!と困っていた時、ICT(感染対策チーム)の存在を知りました。
 当院のICTはとても活発でチームワークもよく、院内で起こる感染の問題をみんなで考えて解決しよう、という意識が強くあります。1人では思いつかなかった対策も様々な職種の目線で考えると答えが出ることも多く、感染対策はやりがいがあると感じるようになり、病院やICTの後押しもあって認定看護師の資格を取得しました。
 感染対策は菌やウイルスなど目に見えない相手との戦いです。新しい感染症が次々に出現し、感染対策も日々変化しています。
 最新の情報を医療現場へ伝え、また現場の状況を把握しフィードバックしていくことで、患者様と家族、来訪者、そして私達医療者を守るための活動をしたいと思っています。

彩の国東大宮メディカルセンター  赤川 麻衣子